米国スティールマン製聴診ツール
車両販売店&修理工場での異音消しに絶大な威力を発揮する業務用ワイヤレス音響聴診システムです。 近年の車両はご存知の通り全てが高度なコンピューター制御で動いています、しかし車体のどこかで鳴っている“ゴトゴト”や“カタカタ…”といった何かが振動して発する異音に対してはこれら電子デバイスも全くの無力。 いくら最新のコンピュータースキャナーやテスターを接続しても残念ながら異音の発生源は検出してくれません。 日本で90年以上の歴史を持つ某老舗輸入車ディーラーでも「音消し」だけは今も昔と変わらず熟練整備士の経験と繊細な五感が頼りの非常に難しい職人作業だと公言しているくらいです。 特にやっかいなのが走行中のギャップ通過時や減速の時にだけ発生しているゴトゴトやガタガタといった振動音。 この振動音は大抵の場合、足回りやシャーシを含めた車体全てに走行時の負荷や加重が掛からないと再現出来ず、工場で車体をジャッキアップし、手でどんなに色々なパーツを揺すっても再現出来ません。 またこの手の音消しは特に人間の感覚や勘、あるいは長年の経験だけが解決の鍵となっているのが現状です。 つまり熟練整備士が見ればわずか数分の試走により振動している箇所を見つけ出し、増し締め等で作業完了というケースでも、経験の浅い新米整備士が担当すると勝手な思い込みで見当違いの部分をアチコチ調べ続け、たった一本の緩んだボルト見つけるのに数時間なんて場合も・・・ だからといってユーザー様に「作業内容:ボルト増締め」「作業時間:4時間」なんていうみっともない請求は顧客様が納得して支払ってくれるとは思えません。 それどころか逆に後で「あそこはダメ!行かない方がいいよ、ぼったくりの素人だもん!」なんて悪い噂まで流されたり・・・。 もちろん僅かな走行音にも関わらず顧客様の神経質さが原因という事も多々あります。 これらはあまりにも極端な例ですが、整備を生業とする整備工場経営者様や整備士様の中には多かれ少なかれ同じような苦い経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか? こちら米国カリフォルニア州のハリウッド&ビバリーヒルズ地区にはジャガー・ベントレー・ベンツ・マセラティ・レクサス・ロールスロイス・BMW・インフィニティ・アストンマーティン・フェラーリ・ポルシェ等の世界を代表する超高級輸入車ディーラーが軒を連ねています。 これらの高級車ディーラーが相手にしている顧客様は、もちろんビバリーヒルズやハリウッドを中心とした地域に豪邸を構えるいわゆるセレブの方々。 これらセレブの方々は、信じられない事に車が何かの拍子に少しでもゴトゴト言おうものならすぐに他のライバル車に買い替えてしまいます。 そして異音1つで入庫した車を何日も預かろうものなら最後、電話一本で「もう他で新しい車買うからそのガタガタうるさいボロ車はもう要らないよ」。 そして1千万円超えの高級車を何台も買ってくれたお得意様は他のライバルディーラーの顧客となって二度と戻って来ません。 そんなシビアな顧客様を相手にしている南カリフォルニアの超高級車ディーラーの作業には完璧で素早い作業が求められるのも当然の話しです。 一昔前までこちらのセレブ御用達と言われるこれら高級車ディーラーや整備工場では、異音発見やエンジン内部の聴音検査などに日本でもお馴染みの貫通ドライバーを耳に当てる方法や、先端が棒になっている機械専用の聴診器を使用して勘頼りの異音特定方法を行っていました。 しかし米国の古参ツールメーカー「スチールマン社」から有線方式の音響聴診システムが発売され、多くの高級車ディーラーが正確な異音の測定が新米整備士でも可能になるこの有線式音響聴診システムをこぞって採用しました。 また現在日本国内でも数社の某輸入車ディーラー様がこの有線式音響聴診システムを導入し普段の業務に活用されていらっしゃいますので旧有線式音響聴診システムをご存知の方もいらっしゃると思います。 そして米国内ディーラーから寄せられた有線式音響聴診システムへの意見を基にしてスチールマン社が2006年にリリースしたのが完全ワイヤレス式=車両のどの場所でも走行中の聴診検査が可能となった当ワイヤレス音響聴診システムです。 当ワイヤレス音響聴診システムは昔ながらの感覚に頼った曖昧な音消し作業を12連LEDバーグラフの検知レベルメーターと増幅音声による音響聴診の二重テ ストにより、即座に正確な異音発生位置特定を可能にし、同業ライバルへの大きなアドバンテージを実現する先進的な業務用聴診検査機器となっており、またイ ンジェクター作動音やリレー作動音、各部レギュレータ作動音、なども当ワイヤレス音響診断システムで検査する事により分解や脱着が困難な稼動部のガタや動 作不良を新入り整備士でも容易に特定できる優れものです。
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